杏仁豆腐は夢を見る

たまに長い文章を書きたくなった時に使います。

ネタバレしかない青江単騎感想

ネタバレしかない青江単騎感想。
配信は見てたけど現地初めての感想。

書き殴り!!!!
ネタバレ注意!!!!
自己解釈注意!!!!
妄想注意!!!!


現地で見られてよかった!!!
青江単騎決まった時、ちゃんと見られるかな?見られなかったらどうしよう……って勝手に行けない可能性考えて怖くてたまらなかったので、ちゃんとこの目で見に行くことができて、何より感慨深い。

歌合がすごすぎて、これで青江卒業だったらどうしよう……って真剣に悩んで泣いてたあたしに教えてあげたいよ。あんたは最高のミュあおえを見ることになるよってさ………………。

生で見るのと配信で見るのはまったく別物なのだなーーーと、観劇する度に思う。

初めて見た時は役者さんのこと考える隙もないくらい青江のことで頭がいっぱいだったのだけど、今日はもう例の「一人二役」が見られたことが嬉しくて嬉しくて、あ〜、こんな舞台を荒木宏文にやらせてくれてありがとうございます………………と思った(何様)
本当に、青江だからこそだし、それを演じるのが荒木さんだからこその演出だなあ〜って思う。青江を演じてたのが違うタイプの人だったら絶対生まれなかったよね。
もうねぇ、見てて最高に楽しい。青江の幽霊を青江役の俳優にやらせるなんて……もうもう天才か?天才じゃんか……最高の1人芝居、最高の単騎出陣だよ。こんな満足感味わっちゃったら、今後の単騎出陣めちゃくちゃめちゃくちゃ期待しちゃうからな……………………ハードル上がりまくってるからな………………。

あとねぇ歌が本当にうまかった!
なんか心地よかったもん。ずっと聴いていたかった。
絶対前より上手くなってる……やっぱり1000キロはしったから?????
苦労したかいがあったね……。
刀ミュ見てると人間は成長する生き物なんだなと思う。

17列目だからちゃんと顔が見えた訳じゃないんだけど、もう登場した時からすらりときれいで、一挙手一投足美しくて、白装束が翻る度にきれー……って思ってたし、たまに双眼鏡使うと顔がかわいくてびっくりしちゃった。え!!!!あおえかわいい!!!わーーーー!!!!

最初は違和感があった振り付けも、今日はそこまで思わなかったなあ。
ただ、やっぱり主の前で舞う舞は、あんな激しいものじゃなくてもよかったんじゃない……?と思う笑

初めて見た時は青江の覚悟が悲壮すぎて、どこか身勝手に聞こえて、そんなこと言う子は修行なんか行かせません!!!!!って思っちゃってたんだけど、さすがにちゃんと配信で飲み込んでからだから、もっと冷静に見られた。と思う。

何より、パライソを見た後だから、仲間が増えるのはいい事ばかりではないとか、刀のままでいられたとか、そういうセリフが説得力を持ってくるというか、刀剣乱舞という世界線の厳しさ、刀剣男士の悲哀みたいなものを受け入れる、納得出来る体勢がこっちにもあったなって。

結局さあ、原作ゲームに何も無いから(何も無いとは)(そのままの意味!)その前提が受け止めきれてなかったんだと思う。それで驚いてしまったの。1番最初は。

青江の葛藤を見ながら、刀剣男士はどうして心を持って生まれてくるんだろう。
ってずっと考えてた。
でも、刀剣男士自体が「物に宿った思い」なんだもんな……。
人の心から生まれてきた神様だから、人の心を持っていて当たり前なんだよな。

刀剣男士の根幹をなすのは自らの歴史、いや歴史と言うよりは物語。青江は歴史と言ったけれど、幽霊を切ったという逸話が果たして歴史なのかなと思う。
でも、それが事実かどうかは問題じゃなくて、きっと「これが事実なんだ、これが自分なんだ」と確かめることが大切なんだろうな……。
それ受け入れることによって、強くなる。
それは、人間が過去に向き合うこととにているけど、刀剣男士は物語と向き合うことで強くなれる。それが「修行」ってことになってる。

修行って、ゲームでは三通の手紙なんだけど、青江単騎を見て、こんなに大胆に三通の余白を活用しちゃっていいんだ!?ってめちゃくちゃびっくりしたし、あの三通の修行の中にこんな重厚な物語が、一振一振にあるんだとしたら、それってとんでもない大ボリュームになるなあ、見たいなあ、ってすごく思ってしまった。でもそれがゲームで見られることは無いし、なんならこんなに余白ありますよ!!!って見せつけられたことで、修行ですら各本丸内容が違うような気がしてきた。
全国ご当地グルメを食べ歩くだけで帰ってくる刀もいるのかもしれない………………(?)
余白がすきな人間しかもう刀剣乱舞界隈にはいないのかもしれないけどたまにそれでええんか!?と思うこともあるよね。

最後のあなめでたやはやっぱ、すっっっっごいよかったなあ……。
もうこの演出は、本当に、歌合のオタクからすると感謝しかないんだけど……。
これをね、あの、歌合でひとり、葛藤をかかえていた青江が、嬉しそうに楽しそうに歌ってくれることがね、本当にうれしい。
劇場にいたら、青江から呼びかけられてる「自分」をより意識して、すごくよかった。歌合も、鶴さんが「いくぜ」って呼びかけてくれるじゃない。そういうのを感じた。客席に座っている自分も混ぜてもらったみたいな。
青江はずっと誰かに語りかけるように話をしていて、それが最後の演出で、私たちに聞かせてくれてたんだなって思えて、私たちは何も出来ないけど、青江の旅を見守ることができたんだなって、なんかじーんとしたよ。

刀たちはさ、こーんなに色んなことがあったのに、それをちゃんと言ってくれなくて、たった三通の手紙に思いをこめて送ってくるんだなって思ったら、たまらないよな。
葛藤も、後悔も、苦しみも、あるじが見ることは叶わなくて、見られるのは、立派になった姿だけで。

青江の極の姿、ほんっっっとにかっこいい!うわあああ立派になって…………って思う。もうすごい盛り上げてくるから……音楽とか……笑
あとやっぱキャラデザが最高なんだよ〜。

はーぁ。パライソからの青江単騎、もうずっとさにわ辞めたいなって気持ちがある。
どうしてこんなやさしい神様たちを戦争(戦争だよね、これは)に利用しようと思ったんだろう。
人間は愚か…………それしか出てこない…………。
でもきっと、そこに行き着くしかないよね。突き詰めていけば。
私たちは愚かで、過去にいくつも過ちを犯していて、それでも歴史を変えてはいけなくて。全部から学んで生きていくしかないって。戦争ものと思えばね。

ただ、あれを経てどうしてあおえは帰ってきてくれたんだろう????と思ってしまう。
さにわ、仕事せえへんしさ……笑
さにわが描かれないから、刀たちが本丸を居場所と思ってくれてることが、本当に実感できなくなってきたなあ。
いや、青江の誰かを笑顔にしたい、自分も心から笑いたいっていうのは、本丸のみんなとの暮らしから生まれた願いであって、やっぱり本丸があってこそ、そこが帰る場所なんだっていうのは分かるんだけど。
うーーーん

ま、刀は物だから、さにわは持ち主だから、そう言われてしまえばそうなのかもしれないけど。

ステで、歴史を守るのは刀剣男士の本能って言ってるけどさ、審神者に付き従うことが本能なんじゃない?って思っちゃう。
刀と審神者の間にちゃんとした信頼関係なんかあるのかな………………

審神者を掘り下げるのは本当に難しいことだけど(色々ね、色々な意見がある)でも私はそこが見たくなってしまう。自分が審神者だから。審神者という存在が疎ましくなってしまうのは辛いな。

その辺をいつかミュで拾ってくれたらいいなって思うよ。