杏仁豆腐は夢を見る

たまに長い文章を書きたくなった時に使います。

乱舞野外祭現地参加の記憶

乱舞野外祭 すえひろがり9月22日(金) 現地参加してきた!

覚え書きというか自分の日記。

 

発表されてからずーっと楽しみにしていたけど、チケット発券してからはさらに浮かれて何も手につかないような状態だった。だって二列目センブロだったから!こんなことある……? 最悪スクリーンしか見えなくても元気に参加するつもりだったから、本当に予想外すぎて、番号見た瞬間時動悸がすごかったよ。浮かれすぎて、生まれて初めてうちわまで作ってさ……。

ところで、うちわって両面で別の子の名前入れるのは有りなんですかね? 清磨と桑名くん決めかねて両面にしちゃったんだけど、うちわ倫理に反していないか、なんだか不安だったな。

 

浮かれて他のことおろそかにしたバチが当たったのか、めったにならない突発的な下痢にツアーバスの中でなるという事件が起きた←

もうね~~~まじでなんで今日!? って何度も思った。私、胃腸は強い方だしさ、全然心当たりもなくて……しばらく耐えてたんだけど、下痢って引いたと思ってもぶり返すんだね?なんか、そういう自分の変化も経験無いからよくわかんなくて、本当に混乱して辛かった。いやこれはむり……って泣きそうになりながら友達に言ったら、車内の人に下痢止めもってないか聞いてくれて、最終的には運転士さんにおろしてくださいって言って、一緒に降りてくれて、もう本当に感謝しかなかった。ひとりだったらどうしてただろう? って本当に怖い。社会的な死を迎えていた可能性がある……。しかも降ろしてもらったところが都庁の目の前で、歩いて数秒でトイレに行けたので、本当に本当に助かった。運が良い。

体調も回復傾向だったので、電車で向かうことにして、特急なんかもちろん全部埋まってたので、鈍行で行った。結構行先同じ人たちが乗ってて、心強かったな。友達には申し訳なかったけど、景色も楽しめたし、ラッピング電車にも遭遇できて、ちょっと楽しいって思っちゃった。時間はかかるけど、バスの中で恐怖体験をした身としては、今後は電車移動の方が安心だな……と思ってしまった。

そもそも富士急コラボは最初から見る予定なくて、温泉入ってのんびりしようと思っていたんだけど、腹痛のせいで変な汗でびしょびしょになってやばい状態で現地についたので、温泉があってよかったと心から思った。髪まで洗ってさっぱりした状態で参加できた。本当にありがたい。

会場に向けて出発した時点で雨が降ってきていた。雨はやだけど、新しく買ったポンチョが役に立ってよかったな。濃いグレーで、裾に向けて緑っぽい黄色のグラデーションが入ってるんだけど、友達に桑名のうちわと色がよく合ってるよって言われて嬉しかった。

 

会場入った瞬間、ひろ~! って声出た。めちゃくちゃ広い。横にも縦にも広い。こんな広い会場で二列目引いたんか……? って衝撃。もうこの先なにも良いこと起こらないかもしれない。しかし席の間はせまい。めちゃくちゃせまい。もっと大きめのパイプ椅子にしてくれもよくない? 両隣普通体系の女性だったからなんとかなってるけど、男性ばかりのライブとかどうなっちゃうんだろう。真ん中の方の席だと、移動も困難なのではないだろうか。着いてからペンラ出したりごそごそしてたけど、もし隣の人がもう来てたらそれすら遠慮してしまいそうな距離だったよ。

舞台の外観はイメージ画像で見てたけど、実際目にするとすごい派手だった。配色がえらいなんか、毒々しくて、友達が「地獄」って言ってたのめっちゃうけた。うちら死ぬんか? 

二列目で、舞台の下手の方。目の前に客降り用の階段がある位置。目の前を男士が通り抜けることもあって、本当に本当に距離が近かった。みんな表情までわかったし、「存在してる」って思った。大きくて、すらっとしてる人間だった。人間なんだけど、嘘みたいに顔がきれいで、かわいくて、ポーズが絵になってて、同じ人間じゃないみたいだった。やっぱここはこの世とあの世のはざまだったのかも。刀剣男士が傍にいるってこういう感覚なのかなって思えた。すごかった。

 

一瞬で過ぎ去ってしまって、うろ覚えなことばかりなんだけど、セトリ見ながら思い出せたことを箇条書きにしておく。

・榎本さん前説新衣装で新衣装やん……ってうけてたらめちゃくちゃ自慢してきた。わけがわからないが似合ってる。

・先に披露されていたOP曲。予習していったけど何も意味がないくらい記憶が無い。あっちこっち刀たちが出てきては!?え!?近!!! ってなってるうちに終わった。新衣装最高。かっこよすぎる。みんな似合ってる。最高。人力トロッコに乗った豊前が拡声器持っててそれがあまりにもかっこよかったことだけは覚えてる。たぶん桑名くんかなり目の前だったような気がする。最初の特攻のバーンって音に本気で腰抜かして一回着席した。二列目色々な意味で怖い。

鶴丸の煽りかっこいい。真ん中にたつ鶴。カンパニー背負ってる。かっこいい。

・二曲目mistakeはえぐい。まだ何も追いついていないのに。悲しいくらいなにも覚えてない。でもきっと楽しかったんだと思う。

・勝ちに行くぜベイベーは過去の乱舞祭見て客降りってすごいな~って見てた曲なので、とても感慨深かった。これとあと、だいすきとか、百万回のありがとう、とかも。なんか、コロナ前の公演が戻ってきたんだなと思ったし、これが噂に聞く客降りですね……! という気分だった。でも、だいすきも百万回のありがとうも大好きな曲なのに、客降りされてると推しはどこ!? とか目の前に〇〇が!!! になっちゃって全然曲を味わえないということがよくわかった。そして覚えてることはあまりない。まじで何を見てたんだお前は。

Starting Now!!はわりと記憶がある! 御手杵おるwwwってめちゃくちゃうけてしまった。篭手切いないしやらないよなあって思ってたので嬉しかった。桑名くんかっこよいし、歌もダンスも本当に成長を感じて、胸がいっぱいだった。おおうつしになった松井の顔がかわいすぎて度肝を抜かれた。こんなにかわいいことある? 大丈夫? 前回の乱舞祭の松井が最高だと思ってたけどそこを超えてきた。本当にかわいい。最高。歌詞割若干ちがうとこあった気がする。いつも篭手切がわっかから飛び出してくる振付のときよそ見してて、ちらっとしか見てなかったけど、豊前が飛び出してきた気がする。気のせいかな?途中からみつよと水心子が入ってくるの上がった。

・なんとなく、江はメインステージに居てくれることが多かったようなきがする。うれしかった。清磨は全然おらんかった気がする。こればっかりはしゃーなし。

・お前が知ってるにむっちゃんいるの熱かった。似合ってた! でもこのメンバーだとやっぱついついこりゅくんを見てしまう。かわいい。ソーキュート。

・ロストメモリー清磨、踊りが大変そう。がんばれ。

・フリースタイル大好きなのになんも記憶がないぞ~?どこを見ていたんだろうな、私。ミニステージにみんな行ってたのかな?いやでも鶴さんが歌ってたのは何となく覚えてるからそんなはずは……。あ、でもそう、みんな真ん中の通路で一列になって踊ってたかも。すごいな~って思った。真ん中あたりの限られた人しか見えないだろうに……。通路前引いた人はある意味当たりだったと思う。

・覚えてないけど、ちょいちょいミニステージに全員いくとメインステージには誰もいない瞬間もあって、そんなことある? って思ったけど、後ろの人は全然見えてない瞬間もあるわけだから、思い切った平等でもあるのかなあと思った。二列目だとミニステージはほとんど見えなかったので、その間はスクリーン見てた。ミニステージとか通路はまじで距離が近くて、たぶん一列目より距離が近かったので、うらやましいなあとも思ったけど、トータルすればやっぱりメインステージにいることの方が多いのだろうから、無いものねだりだよなあとも思った。本当に会場広くって、あちこちで色々なことやるから、みんな見えてる景色違いそうだなと思う。だからこそ自分が見た物が大切なのに、なんてこんなに覚えていないんだろう……。

・All for Oneも全然記憶ない。人数多くて大混乱してたような。

・連日てんえどちゃんをトレンド入りさせてたのはこれか、という仲良しMC。水心子強火担清磨かわいいね……。一番かっこよかったよ!ってはっきり伝えてるのかわいい。はあ、かわいい。顔がかわいいね。新衣装似合うね。

・IGNITIONはこりゅくん参加で本当にかっこよくって! せっかくなのでと青のペンラ振ってたら目線もらえて(幻覚かもだけど)めちゃくちゃどきーーーっとして正直その時からすごいこりゅくんのこと考えちゃってるから、ファンサって怖いなって思った。流し目みたいな、ふ、ってかんじ笑みだった。実際私のこと見えてなくても、はいはい、ちゃんと見てるよ?みたいな、そう感じさせる演技ができるのすごいなって思った。これは今冷静に思い返して思っているだけで、その時はヒエエエしか思ってないけど。

・VIVA CARNIVALは当時本公演では微妙だなって思ってたけど、祭りで見ると楽しかった。でもやっぱり大太鼓持つのはおもろい。かっこいいよりおもろいが来てしまう。

・心覚組コント、まじで笑った。笑いすぎて苦しかった。みんなかわいいよ……大好きよ……。松井が必死で笑いこらえてるのもかわいかった。

・断恋。もはや定番化してきた感。水心子がメンバーにいるの嬉しかった。真面目に踊り切っていたし、指ハートかわいすぎた。

・膝丸と浦島の会話、弟同志でとーってもかわいかった。普段見られない組み合わせでうれしかった。膝丸がお兄ちゃんに言いたいことって何言うんだろう……って思ってたら「俺は、膝丸だーーーー!」だったから爆笑してしまった。そうよな!そこだよな!

・しかしミュ膝丸の美しいことよ。

・だいすき、を兼さんにしっかり伝える堀川、解釈一致です。

・ETERNAL FRAME楽しい大好き一生やってほしい。みんなで風を起こした。

・膝丸ソロ。すごすぎてペンラ振るの忘れた。口空いてたと思う、マスクしてたけど。なぜか周囲を膝丸推しに固められてたので、悲鳴がすごかった。

・堀川の歌は全部兼さんへの歌に聴こえる。本調子じゃないのか、マイクが悪かったのか、この日の堀川の歌はちょいちょい聴き取りづらいとこあったなぁ。

・百万回のありがとうの時いまつるちゃんがめちゃくちゃ柵の近くまで来てくれて一帯がぎゃ~!ってなった。さすがいまつるプロ。間近で見てもめちゃくちゃかわいい。ほんま成人男性やめてる。

・キャンユーゲス大好きですありがとうございます。豊前の参加で夢女の自我が噴出しそうになった。つーまるは言わずもがな。こんな歌刀に歌わせるな。

・巴さんのいる本家Seacret Signやばかった。あの間奏の踊りあってこそだねえ。何度聴いても堀川くんのもしあなたが~のところ震える。まだ選ばれてなかったんかい。こんな歌刀に歌わせるなパート2。MCでふざけ倒すのかわいかった。明石のここで一句、ふつうにいい句。まじでミュに来派きてほし~~~。

・革命前夜。物吉くん参戦Ver。ダンス難しいのにすごかった! 推し定点でこんな間近で見られたの本当にありがたかったけど、やはり若干見守るような気持ちにはなってしまう。なんというか、ダンス上手になったけど、踊れている、の域を出ていないので……いやそれで充分なんですけどね! 周りがすごすぎるんよなー。何度見ても水心子ステップは最高です。ふう~!って会場も盛り上がってた。

・ScarletLip今回はこんなめんつか~!!!って左からばーっと確認して右端に清磨いておるーーーー!?って指さして叫んじゃった(大迷惑)一挙手一投足に踏まれたみたいな押し殺した悲鳴を上げていてなんかもうあんまり記憶が無いけどなんで居たんです????ありがとうございます……。いや、清磨のキャラ的には全然ありだなって思うんだけど、そうだよね、キャラ的にアリなら全然並ぶ可能性あるよね、そうだよね……そうなんだけどさ……。推しが急に人気曲に抜擢されると人はこんなふうになるのか、といい経験になりました。頭まっしろ。

・美しい悲劇のいまつるちゃん、めちゃくちゃ歌うまくてびっくりした。こんなにじょうずでしたっけ?本当に刀ミュはどんどん人を成長させる……。

・サヨナラの雨の中の雨さん、あまりに美しくて、野外最高だな~と思えた瞬間だった。雨さんって本当にお顔が二次元なのよ……生身の人間だなんて信じられないよね。雨にぬれても美しい。本物連れてきちゃった~って思う。

・太鼓タイムでカゲ出てきたの上がった。かっこいい!

・ジャケットオフからはもう怒涛で、やっぱ記憶があいまい。でも、獣で目の前に桑名くん来てくれて、もうすごくてかっこよくて興奮で倒れそうだったような記憶はある。

あと豊前がセンター立っててすげー!って思った。鶴さんと並び立っていて。美しい紅白。豊前も本当に歌が良くて安定していて……すごいよねえ、こんなんじゃなかったもんね。しかし手筒花火?は危ない気がしてハラハラしてしまった。なんか昔、テレビのバラエティー番組でやってて、すごい熱い!って言ってたから、心配で笑

・寂しげないまつるちゃん、そこに現れるみんな、という構図にうるうるきてしまう、古参でもないのに。始まりが無料配信一気見だったから、疑似体験というか、ミュ本丸の歴史を短期間で一緒に駆け抜けたような気がしてしまう時があるんだよね。今回、三条だれもいなかったしね……本丸のみんなもたくましく育っていて、本当によかったなあ、と、なんだか感慨深くなってしまいましたね。

・みんなで花火見られたの嬉しかった!結構盛大に上がって、普通にめっちゃびっくりしてわー!!! って花火に釘付けになった目を正面に戻したら、男士たちがにっこにこしながら客席眺めてたから、なんか嬉しいような恥ずかしいような気持ちになりましたね。

 

覚えてること少なすぎてびっくりする。また配信見たら思い出せるかな……? なんか思い出せたら書こうかな。全体的に、桑名くんは近くに来てくれて、確信はないけどなんか見てくれてる気がする! という幻覚を味わえたけど、清磨はあんまり来なくって、いつも姿を探していたよ。でも他の人のレポでずっと桑名が遠くて……という人もいたので、もうこればっかりは仕方ないよなあと思う。それを打ち消してあまりあるくらい、二列目という近さがくれる感動はすごかったので……。みんな間近で見るとほんとうにきれいでかっこよいのよ。みんな好きだなって思った。

どこだか忘れたけど印象に残ってるのは大包平かなあ……私はそんなに好きってわけじゃなかったけど、すごく安心感もあるし、踊ってる姿もかっこよくてときめきましたね。自分のパートじゃないところもずっと口ずさんでて、なんかそれもかわいくて楽曲への愛情を感じて好感度上がった。

明石が客降りの後ふらっふらで階段上ろうとしてる時にみんなでがんばれ~って声かけしたのも楽しかったな。明石かわいかった。

降りていく男士と登っていく男士、すれ違う時ハイタッチとかするのがかわいくて、この位置にいるからこそだな~ってうれしかった。

あとやっぱり松井がかわいかったよねえ。松井はビジュアルが優勝しているし、衣装も最高に似合っていたし、本当にかわいかったなあ。外のひとの性格とか結構知ってしまっていても、松井を前にすると松井だ!ってなっちゃう。それくらい私の中でビジュアルが強いのですよ。大好きだなあ。

 

私は桑名くんのガチ恋夢女なので、ミュの桑名くんをどういうふうに推したらいいのかよくわからないってずっと思ってるんだけど、今回あんまりにも近くて実体を感じて好きすぎてとても混乱した。でも私は外の人にはあまり興味が無くて、というか桑名が好きだからこそあまり興味を持たないようにしていて、そんな気持ちで恋……とか言ってるのも申し訳なくて、なんか複雑、複雑なんですよね……。でもキャラにしか興味ない、って人なんて山ほどいると思うし、他人がそうでもなんら問題ないと思うので、なんかもうこれは私の中だけの問題なんだよな。なんだろうね? 自分でもよくわからない。ただすごくすごくかっこよくて大好きだというのは間違いないです。大好きです。

 

今回初めてうちわ作って思ったのは、ファンサを期待するのってしんどいな、ということ。わかっているつもりだったけど、良席で準備してファンサを待ってみて、改めて実感した。反応をもらうことに気持ちを持っていかれると公演を楽しむための集中力がそがれるし、反応がもらえたなかった時、無視された、みたいな落胆が、どうしても自分の中に残ってしまって。そもそも、無視されるってなんやねん、っていうね。舞台やライブには、確かに双方向の気持ちのやり取りがあると私は信じているけど、それは決して自分がやったことに対して舞台上の人間が反応するような個のコミュニケーションを楽しむものじゃないはずなんだよな。でも、実際にそれは現場で起こっていて、起こっているなら自分も体験したいと思ってしまう。変だなって思うのに。

あと、ペンラを隣の人が好きな刀の色にするの失礼かな、とか思ってしまうのもだるかったな。まうしろ同担かもしれん、うちわ出すの気まずい、とかね。気にしなくてもいいのかもしれないけど、気になるから仕方ない。てか単純にうちわ今出すかとかペンラ何色にするかとかめんどうだし難しいよ!!!! 脳のリソースを、楽しむことだけにさきたい本当は。そして心が動いたときに自然と拍手をしたり身体を揺らしたりこぶしを上げたりしたい。もっとシンプルに味わいたいんだよ。自分の欲望や、他人への嫉妬に勝てる気がしないから、無理だと思うけど。

 

あと、今回は今までの乱舞祭にあった思想強めな設定とかは感じなくて、ただただ野外フェスって感じがしたので、正直歴史上の人物が浮いてたなって感じがした。いやもう榎本さんのエレクトリカルパレードがあった時点で何が来ても別に大したことないだろうと言われてしまえばそうかもしれないんだけど、やっぱ私は乱舞祭のコンセプトに沼ったところがあるので……。誰かが、ミュとは宗教観があう、と言っていたのだけど、なんかそれに近いものが私にもあるのかなぁと思ったりする。私はそれを「気が合う」とずっと表現しているのだけど笑 そういう、私が好きだったものは、やはり今後消えていくのかなぁ、と思って、少し寂しくもなってしまった。

まぁいいよ、それは別に、変わっていくのは仕方がないことだからね。

 

野外で乱舞祭やるなんて、やっぱミュはおもしれーよな、みたいな気持ちで現地までいったけど、期待にたがわず、心の底から楽しい日だった。全然関係ない自分の体調でトラブルも起こったけど、それを乗り越えてちゃんと参加できたので、結果としていい思い出になっていくと思うよ。そもそも私は、刀に歌って踊らせるなんて気が狂ってやがる、という気持ちでミュを見始めているので、これからもどんどんおもしろいことしてほしいな~。そしてなるべく長く好きでいられたらいいなと思う。ずっと同じものなんてないから、自分の気持ちも変わっていくけど。それでもそう願わずにはいられないほど、この本丸の刀たちが好きだなと改めて思ったよ。

 

さあこれから配信を見ます。何公演買おうかな。推しのソロかデュエット、まだきてないのであるといいな。

 

いとしの儚 感想なぐり書き

悪童会議旗揚げ公演「いとしの儚」7月10日夜公演見たので感想メモ。

 

 

大体の舞台がそうだけど、推しの信長くんが出てなければ自ら行くことはなかっただろうなあ。という舞台。ただ、「海のものとも山のものとも……」という気持ちは薄かったかな。なんせ、スタッフがほぼ刀ミュだから笑 

私は刀ミュが好きだし、有名な脚本らしいし、そんなひどいもんは出てこないでしょう、という気持ちが強かったな。ただ、気合いの入りまくったインタビュー読んでいて、推しがなんで呼ばれたのか、そこでちゃんと自分の役割を果たせるのか、色々と心配だった。役が発表されてさらに不安になっちゃって、(ビジュアルは最高だったけど)先に予習しとこうと思って、公開されてる戯曲読んじゃったりして。

でも結果として、推しはめちゃくちゃ……めちゃくちゃよかったです……ちゃんとお芝居集団の中でお芝居してた。今まで見た中で私は一番芝居に集中して見ることができた気がする。いつもなんか、雑念がすごくてさ……周りより出来てないとか、顔は最高なんだけどなとか……。今回はそういうのなくて、ちゃんと座組の一員として演劇してる推しを見られて、ああ、俳優推してるんだなあと実感できました。最近、地方タレント推してるような気がしてたからね!

一緒にやってる人たちの熱量に影響されて、きっと引き上げてもらってるのだと思う……たくさん怒られもしてるんだろうな(たぶん)すごい良い経験になっているのではないかな、とえらそうにも思ってしまいます。まあ、あと二回あるからまだ油断はできないけど、じっくり味わいたいなあという気持ち。うれしいね。頑張ってね。

推しの演じる三木松は、「オカマ」と呼ばれてる。ゲイで、性自認は女性、ということなんだと思う。何歳くらいなのかはわからないけど、時代設定的にも、女郎屋の奉公人という立場からも、色々と苦労しているのだろうと思う。賭場に出入りするような和尚と付き合ってるけど、でも和尚を慕う礼儀正しい仕草とか、儚に対する物言いとかから、教育も受けてきているし、心根は優しくて真面目な人なんだなあとわかる。明るくて、笑えるキャラクターでもあるのに、儚に接している時は、慈愛に満ちた、母のようでもいなければいけない。えー、難しいね。難しいけど、かわいくて優しくていい役だった。殺されちゃうけど、観客に惜しんでもらえそうな、そういう役になってたと思うな。

推しのこと抜きで舞台を見ると、本当に儚役の七木奏音さんが素晴らしく……。舞台上でまぶしいくらいに光輝いていました。かわいらしく、美しく、そして何より力強かったな。戯曲を読んだ時と全然印象が違ったのは、彼女のはかながとても力強かったからだと思う。夢を諦めない姿、かっこうよかった。

私は、戯曲を読んだ時、最後にはかなが抱いてくれって言って、なんで鈴次郎は抱いたんだよ!意地でも引きはがして人間にしてやれよ!と思っちゃったんだよね……これはもう、ここに納得出来ないんだったらこのお話見るの向いてないよって話なんだけどさ、完全にnot for me ってやつなんだけど……本当にそう思っちゃったの。なんていうか、私は性行為を行うこと、好きな人とつながることの重要さが、あんまりわかってないんだろうね。「死んでもいいから、好いた男とひとつになりたい」みたいな価値観はわからない。いや、はかなの場合は「寂しい思いをしているこの人をひとりぼっちにしたくない」だったのかもしれないけど。

でもさあ、二人の心は通じ合ってたわけじゃん???抱きしめて、体温を分け合わなくたって、はかなと出会えて、夢を知ったことで、鈴次郎の心はもう孤独じゃなかったと思う。自分の命と引き換えにしても、はかなだけは助けたいって思えた瞬間があったわけじゃん。だったらあそこで鈴次郎ははかなを解放してあげるべきだったよ……とついつい思ってしまうんだよな。だって、中盤ではかなは「本当は鈴次郎と一緒になりたかったけど、ひとりになってしまった。それでも夢を諦めない」って堂々と宣言してるんだもん。なのに最後はこれが私の夢だよ、って言って花になっちゃう……なんで!と思わずにはいられないよ。

でも、七木儚があんまりにもまっすぐ、これが私の夢だよ!私は水になんかなるもんか!っていうから、そうかあ……ってなっちゃった。そうかあ……おまえが言うならしかたねえよな……みたいな。すごい説得力なんだよね。心の底から、そう思ってる、そうするしかないっていう。こりゃあ鈴次郎も断れないわ~。って。あなたが決めたならそうなんだね、っていう。舞台の面白いとこだなあと思った。

でも次回見たら結末変わってないかなって思っちゃうのは許してほしい←

そもはかなの夢自体が「結婚して自分の子どもを産んで家族を持つ」みたいなのがちょっと……ていう意見も見たけど、私はそこはそんなに、だったかな。時代設定的にも、納得できるかなって。はかなは、お寺で教育を受けたとき、昔話とかも読んでいたのだろうし。すてきなひとに見初められて結婚すること、後を継ぐ子供がいることって、昔話だと完全に幸せ要素だし。あと、子供を持つことができない三木松が、そういったことに憧れを持って語っていた可能性もあるかなあとか。現代でだって、自分の家族を持つことは、立派な、素敵な夢だと思うし。選択肢が増えたというだけで。

ただ、選択肢が増えた現代で、このお話が面白いかって言われると、まあ確かに?と思わなくはないよね。これを繰り返し上演する、そして絶賛される面白さってどこにあるのだろう、とは思ったかなあ。全然つまらない舞台ではないし、心揺り動かされるところもあるし、演じている人たちのエネルギーはすごいけど。

最近、舞台は総合点だとひしひしと感じるのですが。今回も、お話が心から最高!って思えたわけではないんだけど、他できっと感動しているのですよね。はかなが舞台上で放つ眩しいパワーとか、推しの見せてくれる意外な成長とか。音楽や照明、演出とかももちろん。だから、総合点で良い点がでれば、それは私にとっては良い舞台だったってことなんだろうけど、でもやっぱ脚本の配点割合が高いから、減点されてると目にはつく、みたいな。

ここまで書いてて、私がもっと鈴次郎の孤独に心を寄せていれば全然ちがう話ができたような気がしてきた。自分としては十分心を寄せていたつもりだったんだけど、なんか、嫌いにならない努力、に近い感情だった気がしてきたな。この男の孤独を理解しよう、理解すれば話も理解できる、みたいな。あえてクズだな~、とか、最低だな~、とか、そういう感情を持たないようにしていたのかな、みたいな。戯曲を事前に読んだせいで、無意識に不快指数を下げようとしていたのかも。次はもう少し素直な感情を意識して見てみますね。

 

戯曲読んでてこの台詞はあかんやろ、ってとこが無くなっていたり、他にも問題があると指摘していた部分が次の公演ではカットされていた、といったつぶやきも見たし、そういうブラッシュアップはされてるみたいなので、そこはよかったのかなあ。でも見るひとから見れば、もっと変えたほうがいい部分もありそうな気はする。ブラッシュアップしてでもこの演目をやりたい、という気持ちは伝わってくるなと思いました。そこまでしてやりたいのか……そうか……。

 

最近悲しい話ばかり見てるので(ムーランルージュオイディプス王など)もっと楽しい話が見たいな! 私が悲劇につかれてるのかもしれない、と思った夜でした。でも人類は紀元前から悲劇が好きだからな……。いや悲劇だって面白いのだけどね。うーん。

心から面白い!と思える舞台探しの旅はまだまだ続くのであった。

花影ゆれる砥水配信感想殴り書き

花影ゆれる砥水初日と千秋楽配信見たので感想。

現地で見てないのにあれこれ言うのはあんまりよくないと思いつつ、

言葉にしておかないとすっきりしないので書いておく。

★ネタばれあり!!!!!

★愚痴がメイン!!!!!

 

 

初見は、一期一振の新しい物語が見られてうれしいなあ、歌とか殺陣とか、もーちょっとなんとかならんかったんか????、脚本ぼんやりしてんなぁ、二部衣装天才!みたいな感じで、なんかこう、すぐにもう一回見ておかなきゃとか、そういう気持ちがまったく湧いてこなくて、結構がっくりきたというか、まあチケット取れなかったけど?別によかったかもね?みたいな気持ちだった。

でもだんだんと、なんでこんな刺さらなかったのかなあとか、ここから成長したとこ見たいなあとか思って、一時立川行くかも悩んでたんだけど、でもやっぱり前向きな気持ちじゃなく高いチケットとるのばからしいなって思いとどまって、千秋楽を配信で見た。

 

役者さんたちは、成長してた!頑張ってくれたんだなあという気持ちと、いやでもやっぱ初日のひどさは帳消しにならないわよ、みたいな気持ちにもなった。それくらいなんか……どうしちゃったの?って思ったんだよね……。

私は初期刀ミュについて、割と失礼な感想を抱いていて、足りないところいっぱいあるよね……これを信じてついてきた審神者たちは本当にすごいよネ!っていうような人間なんだけど、最近はそうでもなかったじゃない……?と思ってて……いや、私のひいき目だったのかな……なんか急に沼に足を取られて冷静じゃなかったのかも……。

いやでもさ、かつてならいざ知らず、今だったら刀ミュ出たい子いっぱいいると思うのに、その中から選ばれてこれですか……みたいな気持ちにはどうしてもなってしまったよね。そのせいで余計にお話が入ってこなくて、しんどかったのかなあと思う。千秋楽の方が、ストーリーちゃんと頭に入ってきたよ。

はせべは個人的に、とくさつから応援してた子だったから、評判が良くてうれしかったなぁ。私がはせべのことでこんな喜んでるの珍しいよ……とても、とても堂々としていて、よかったね……。みんな言ってるけど、やっぱ他のメディアミックスと違うはせべが見られるっていうのはいいよね。刀剣乱舞ならではの楽しみ方。

こりゅうくんの成長がとんでもなくて、本当にキュートでミステリアスで最高だった。よくぞここまで作り上げてくださった……。まあ彼は、最初から本当に堂々としていたものねえ。殺陣がものすごくよかったね!あの、長いマントをさばくのも、すっかり自分の物にしている感じで。最初の、ちょぎとこりゅうくんの手合わせ、良かったなあぁ。あと、やっぱ光徳さんとのやり取りが、震えるほどよかったね。あの、人外感、たまらなかったなあ。

ちょぎは最初から期待値爆裂高かったけど、もうビジュアルが百億点満点ですべてを超えていく美しさでしたね……あんなにでかいのにあんなに美しくて、気品があって、持てる者って感じだったわ……。演技も安定していたし。刀を使った殺陣は初めてだっていうんだからすごいよね……。

今回初めましての役者さんたちも、きっと段々と役をものにしていってくれる、と信じているよ。

 

とはいえ、やっぱり根本的に脚本が合わないのだと思う。セリフひとつとっても、趣味じゃない。しっくりこない。そういう小さなストレスって、見てる間もうずっと気になってしまって、気になってるとストーリーから置いていかれんだよね。

まず、出だしの子役のセリフがうん???ってなって、もうそこで置いていかれてた。もうこればっかりはどうしようもない。

その後も、なんでこの子はこういうことを言ったんだろう?が回収されないとか、この会話はなんのフラグでもなかったのか……とか、結局解決方法ってコレ?敵の目的とかってなんだったの?え?とか、もう本当にすべてがズレてズレて、相性の悪さに泣きたいような気持になった。

なんか、よくわからなかったな。よくわからないまま、終わってしまった。

 

でもね、好きなシーンはあったし、一期一振のカゲという、題材はとても好きだった。いちごが自分を取り戻してカゲと対峙するとこなんか、すごくじーんとしたし、記憶は無いけれど、吉光の唯一の太刀である、という刀剣乱舞においての一期一振アイデンティティにフォーカスを当ててくれたのも、すごくよかった。

ミュのいちごも、「弟たち」という言葉をこぼすんだけど、よその一期一振に比べたら、お兄ちゃんであることは、そんなに言及されないんだよね。でも、「長兄」というキャラ設定が、「それしかないから」という彼の空虚さの表れとして使われている感じがして、最終的にはそれこそが自分なのである、という結末に至る点も含めて、とてもよかった。

審神者は、どこまで予想してたの?ってのはいつも思うんだけど、一期一振を頼みます、ってはせべに伝えていて。あの時点では、元の主の居る時代だから、影響を受けてしまうかもしれない、っていう意味だった、と少なくともはせべはそう受け取ったと思うんだけど。でもいちごにとって問題だったのは、秀吉という元の主への思いとはまた別のものだったわけで、なんか、その裏切られ具合も、面白かったなあと思った。

カゲの役者さん、よかったねえ。少し一期一振より多きくて。動きがキレッキレで……これは悲しい対比を生み出す結果にもなりましたが……。そして演技も千秋楽ですごく進化していた!笑顔の練習をするシーンの切なさ、さびしさ、とてもよかった。そんなカゲを、弟と呼ぶいちごも、良かったね……。

カゲはさあ、結局一期一振の影打ちの思念、みたいなものだった?と思うと、そこに人が介在していないのは、なんか私の考えてる刀剣乱舞とちゃうな、とは思ったんだけど、一期一振の「夢を見る」気持ちが、彼に姿を与えたなら、結構おもしろいなと思った。刀剣男士の「心」が、刀剣男士に似た何かを呼び覚ましてしまったのかなって。

わからん、この辺は、全然ストーリーに身が入ってない女の戯言です。

良かったからこそ、え、もうここだけでいいじゃん?って感じだったんだよね。これはさー、なんか蒸し返すのも良くないけどまほやくの……あの周年ストでも感じたような……最後は本当に良かったけど、ここに至るまでのこれとあれとそれはなんだったの?みたいな、あの感じ。なんなんでしょうねぇ。もう相性、相性ですよねすべては……。

 

あとさー、鶴松をころしてでも、歴史を守らなければいけなかった痛みは、みんなで分かち合ってほしかったよね。もう何度もやってるからいらないって思われたのかな?そこはさ、大事にしてほしかった……。大事にしてやってきたじゃん、これまでって思ったんだよ、本当に。一番悲しかったかもしれない。だってさ、他にいらないとこいっぱいあったじゃん←

 

光徳は本当に印象深い登場人物だったし、彼の葛藤も面白かったけれど、なんだか刀たちの物語とうまくかみ合ってるように思えなかったんだよね。見たいものを見ていた、と。心のままに振る舞うことの危うさ、醜さ、は伝わってきたけれど。

恨めしく思うのは桜じゃなくて、人の心。というセリフは、心覚の人が美しいと思う、その心が美しい、の対をなすような言葉で、この辺にテーマがあったのかなと思う。たぶん。しらんけど。

あと私は秀吉が好きじゃない、というかなんの感想もイメージも大して持っていなくて、だからこそよく理解できない部分が多かったのかも。秀吉の「心」の描写がとても大切だったと思うんだけど、2回見たくらいでは全然その辺が伝わってこなくて。言動がしっくりこないというか、腑に落ちないというか……。ああ、そういう意味でも相性が悪い……。

 

ちょぎがたびたび「人間に関わりすぎるのは得策ではない」というスタンスを示すのは、今後への布石、なのだろうか?なんか、本編ではあまり活用されていないわりに、何度もそんなやりとりがあった気がしたので……。これまでがっっっっつり関わってるしなあー!今回もめちゃくちゃ関わってるしなー!!

 

これはごうおんの時も感じたんだけど、前作までのにおわせ、というか、つながっているんですよ、同一本丸ですよ、という主張がわざとらしくてとても気になる。これ、前までは全然思わなかったんだよね。むしろよいスパイスになっていると思える程度のにおわせだった気がしていて。本当に、この匙加減も、相性よな……。

その割には、細かいところで前までと違ってえ?って思うところも多々あって……。例えば、最初のはせべの舞は、主の前で舞ったんじゃないの?とか。いつもなら、見事な舞ですね、みたいなのあるじゃん。主に舞を見せてあげるのはミュ本丸恒例行事じゃん。とか。

秀吉が派手ないでたち、って刀たちに言うとか。いやいや、これまでは彼らは彼らの姿のまま、歴史上の人物に成り代わったりしてたじゃん。それって、なんか不思議な力でそういう風に見えてるもんだとばかり思ってたんだけど?っていう。だってみほとせどうなっちゃんだよ。

なんか、そういう、どうでもいいとこ(いやどうでもよくないんだけど、私には)が気になってしまうのも、なんかね……ノイズだったね……。

 

あと、刀剣乱舞(メインテーマ)の歌詞も、すごく微妙だった。どうして今までと趣向を変えたんだろう。あと、振付も。今回振付がえ?って思うとこ多くて……なんででしょうね……振付の人変わってないのにね……。でもこれは、回数重ねたら違和感なくなるやつだったかもしれない。青江単騎の振付も二年のうちになじんだし(いやまああれはあらきひろふみの努力の賜物でもありましょうが)

そうなってくると、今度は歌もなんか入ってこなくなっちゃって……舞台ってほんと総合芸術ですよね!!!今回は、あの、光徳が刀を砥ぐシーンで歌われている歌が好きだったな。青黒い秋の空のごとく。美しい歌詞だった。

 

二部の衣装は、みんな天才的に似合ってたね。3種類、どれも良かった。

二部のちょぎの曲、難しすぎてかわいそうだったけど、本当にきれいで素敵で、久しぶりに恐怖を感じるくらいかっこよかったです。

日替わりは、適度ながんばりでいいからね、という気持ちになった。禊くらいシンプルにしてあげてもいいんじゃないかな!?みんな、それより先にやることたくさんあるし……心覚組が、こった小芝居をはじめたばっかりに……。

日替わり好きだけど、それはメインじゃないのよ。他が出来ててこそなのよ、と思ってしまいました。

 

すごい長くなった。すごい、愚痴ばかり言ってる。悲しい。

確かに脚本との相性が悪い、というのはよくわかった。今後もきっと、脚本家さん変わらないよね……。せめて、これまでの伏線を回収するかのような姿勢を見せてほしいな……。

他の要素で楽しめることもあると思うので、今後も新作は追っていきたいけれど、これまでのように、のめりこんで、考えて、繰り返し見て、新たなキャラクターや、役者さんを好きになるようなことは無いのかもしれない。

と思ったけど、私の今の推しは舞台関係なく顔からはまったので、全然そんなことは無いかもしれない。結局一番信用できないのは自分なんだなー。明日には心変わりしているかもしれないし、いつかもっとこの舞台も好きになるかもしれない。

明日のことは何もわからないね。とりあえず、今日書いてみてすっきりしたのでよかった。

 

黒鉄の魚影2回見た感想殴り書き

今年のコナン映画、2回見て、2回ともめちゃくちゃ良かったので感想殴り書き。

今日は2回目で、池袋のクソデカIMAXで見てきたんですが、没入感がめちゃくちゃあって最高でした……すごい泣いてしまった……。

 

やっぱ、宮野志保って、灰原哀って最高やな……推しててよかった!!!大好きです!!!

 

そんな気持ちにさせてくれる映画。いやマジで。1年楽しみにしすぎて、こんなに期待してたら絶対何かしら不満に思ってしまう、怖い……って恐怖に駆られてたのに、結果めちゃくちゃ感動したし、楽しかったし、大満足。もう、これ最終回じゃない???って思ったもんね!?

 

のっけからキールがかわいそうだったけど、これは今回の映画でキールが重要人物になる布石だったんですね……マジで頑張ってた、すごい仕事してた……哀ちゃんが助かったのは貴方のおかげだよ……

八丈島にはしゃぐ探偵団も、お姉さんしてる園子も最高!みんなのお洋服もかわいかった〜!劇場版はなにげお洋服が楽しみ。たまに蘭とかだせー服着させられてることもあるけど、今回はかわいかったな。哀ちゃんの一日目のお洋服大好きだな〜。ロングスカートにスカジャンみたいな、ラフな上着。かわいい。

組織が関わってるから帰るって、コナンはそんなこと言ったって聞きやしないってわかってても貴方も一緒に、って言う哀ちゃん、ほんま健気。あのメガネ交換のシーンの時点でこの映画……100億点満点だな……と思ったよね……。二人の思い出の中でもトップクラスの忘れられないシーンじゃん!!!でもお守り渡した直後にさらわれてて、おおぅ……という気持ちにはなりました……。そしてあむぴの電話に出ない江戸川。出ろ!!!ケータイをケータイしろ!!!

哀ちゃんがちゃんと黒の組織に攫われてて、まじで今年哀ちゃんの映画なんだな……とビックリしてしまった。いや、だって、疑うでしょ……言うて大してメインじゃないんじゃないのって……私だけ……?あの、組織の気配を感じた瞬間、部屋を出ようとして、そっとあゆみちゃんの布団をかけ直すとこ、めっちゃ胸が締め付けられる。きっと哀ちゃんは、もうこの時点で、あゆみちゃんとは二度と会えないかもしれないって思ってるんじゃないかなって、思ってしまって……。

哀ちゃんを助けるために飛び降りる蘭ちゃんの美しいこと!もう私は今日ここが泣けて泣けて仕方なかったです。宙をとぶ、イルカのようじゃないですか。強くて美しい蘭姉ちゃん最高!!!!哀ちゃんのこと、こんなに大切に思ってくれてたんだ……と思うと同時に、いや誰にだってこういう風に向き合えるところが彼女の彼女たる所以なので、他の子どもたちが攫われても戸惑わず助けようとしたんだろうな……などと考えていました。

博士のぶつけてでも止めたるわい!というセリフは予告でも出てたけど、実際カーチェイスの中で言われるとむちゃくちゃかっこよかった。相手の動きを読んで先回りするコナンもめちゃかっけ〜!カーチェイスがないと満足出来ない身体にされてしまいました。躊躇せず海に飛び込むコナンも、哀ちゃんが攫われて涙を流す博士も、最高すぎたのに……その後!動揺して佐藤刑事に食ってかかったり、探偵バッジに叫んでしまったり、こんな、こんな江戸川コナンが見られるなんて……!超しんどいシーンなのに、哀ちゃんとの絆を見せられた気がして、もう私の方が動揺してしまった。え、いいんですか、こんなの見せてもらっていいんですか????もうさぁ、本当にすごい……いつもいつも、哀ちゃんを散々使っておいて蔑ろにして!!!と劇場版の度に思ってたのを、謝りたくなりました。お前……そんなに哀ちゃんのこと大切に思ってたんやな……ごめんな……。

この後の安室さんからの電話で、かけ直してなかったことが分かるわけですが、いやほんとそれどころじゃなかったもんね……。安室さんから何か情報が得られるかも!とかも考えられなかったよね。ここであむぴがしっかり、さらわれた女の子=コナンくんといつも一緒にいる子=シェリー(宮野志保)の可能性があるって認識してるのヤバすぎてえ?え?ってなってる私を置いてストーリーがどんどん進むので困った。おい……これは……どういうこと!?いや〜〜〜安室さんがこんなガッツリ絡んでくると思ってなかった……しかも重要な情報はくれるけど、実際にこっちには来ないから哀ちゃんとは出会わないというこの、また出会いをじらされてる感じ……!もう来ちゃえよ!って思ったけど、降谷零は忙しいからな……どっかの盗聴男と違って……

野志保が薬を飲んで灰原哀になるシーンが挿入されてると思わなくてしにそうだった。え、これってどこかで出てたのかな?あんなしんどい思いして、小さな身体で走ってきたんだね……会いたかったぜ、シェリー、は夢だったけど、まぁこれは予想の範囲内ですね。

哀ちゃんが攫われるキッカケになったのが、組織の調査によるものじゃなくて、単純にもう一度志保に会いたい、っていう思いからだったっていうの、全宮野志保ファンを泣かせにかかっててすごかった。だって、宮野志保に会いたいって思ってる人が、この世に居たんだよ!?もうさぁ、そんなの嬉しすぎるよね……よかった……。巻き込んだのは私、とか、私のせいで!っていう直美の言葉でお姉ちゃんを思い出して泣いてしまったりとか、哀ちゃんってどんなに灰原哀として幸せに過ごしていても、ずっとずっと罪の意識を抱えてるんだなって、本当に辛くて私も一緒に泣いた……。

哀ちゃんの、子どもの言葉や行動で、ってセリフの中に、少年探偵団の姿を見て、すごくじーんとした。今回探偵団はお留守番だったけど、このセリフがあったから、そんなに不在を残念には思わなかったな。直美の回想でも、写った写真でも、宮野志保は孤高の存在だったことがわかって、(いやめちゃくちゃかっこよかったけどね)志保にとって、普通に一緒に遊ぶお友達って、本当にこの子達が初めてだったんだなって、このシーンで感じることが出来た。

助けに来たコナンめっちゃかっこよくて、応援上映だったらうお〜〜〜!江戸川〜〜〜!って叫んでたと思う。コナンを見つけた時の哀ちゃんの顔も100点満点でした。蘭に抱きしめられてお姉ちゃんを思い出す顔も、もう帰れないと沈み込む顔も、どれもこれも最高でした……ありがとう……。車の中でも、船の上でも、医務室でも、ぴったりコナンと2人で隣合ってるのかわいくてかわいくて、そんなこと言ってる場合じゃないんだけど、本当にこの2人、はたから見たら超かわいいだろうな……って思っちゃった。待たせるの好きね、新一くんは、ってセリフは、蘭を待たせてる新一を意識したセリフだよね……。

今回の被害者は、絶対殺されるじゃん……って思ってた人だったので、あまり意外性は無かったけど、ピンガが女性に化けてるのは予想してなかったのでビックリした。わかってから聞いても、声が女性にしか聴こえなくて、まじですごい……。ピンガのキャラデザすごく良かったのに、工藤新一の正体を言い当てたところで、サヨナラ……という気持ちになった。知らなければ生きていられたかもなのにね……。

エドがただの有能な技術者でおもしろいこと好きで眠りの小五郎のファンなのおもろだったな。

あむぴ、コナン、シュウで通話するシーン面白すぎた。コナンを挟むと協力出来る二人えらいよ!降谷さんは赤井さんの実力はよくしってるんだもんな……今度こそしくじるなよ、失望させるなよ、っていう思いを感じたよ。そして無駄に作画がいい〜!!!イケメンすぎて笑ってしまった。なんかね。赤井さんの1発を切り札にするのはサッカーボール並みにお約束になってきましたね。

コナンを助けに行く哀ちゃんの立ち姿の美しいこと!!!!!!助けられ、守られてるばかりではない灰原哀が見られて、本当に嬉しかった。哀ちゃんもコナンのことになると結構無茶やらかしてんだよな。人工呼吸のシーンはさ、本当に劇的でなくさらっと、止むを得ずって感じで描かれてるのに、その後になってじわじわと意識してしまう哀ちゃんが、もうとんでもなく恋してて私は映画館の座席から転がり落ちそうでしたよ……。だって、哀ちゃんの恋心って、ハッキリ描かれてそうで描かれてないんだよ……!!!全世界の人にダダ漏れなのに、公式の文章とかだとはぐらかされてんの!!!それが……こんな……こんなハッキリ恋だと言われてしまったら……もう駄目だ、最高なのにこれは完全に最終回だ……という気持ちになってしまった……。

最後の、返したわよっていうとこは、ちょっと面白い風になってるけど、私からするとここは決して侵してはならない領域だという哀ちゃんの矜恃が眩しくてしんどかったよ……だって!別にいいんだよ、そうしなきゃコナンは助からなかったんだから!仕方ないじゃん!でも、哀ちゃんは自分の恋を自覚してるから……コナンが気付いてなくたって、哀ちゃん自身がこれは恋だってわかっちゃってるから、だから返さなければ自分を許せないんだよね。うう……なんて気高いんだ……。

ふたりがゆっくりと地上に浮上していくシーン、余りにも美しかったね。片思いしてた時の何気ない瞬間が、幸せな記憶になってることってあるじゃないですか。もう、恋する気持ちはなくなってても。ふたりで地上を目指した時のことは、哀ちゃんの中できっと忘れられない記憶になって、この先何度でも思い出すような、大切な瞬間だったんじゃないかなって思って、ぼろぼろ泣いてしまいました。

コ哀好きな人たちも呟いていたのだけど、浄化されたというか、成仏したというか、この2人が好きで、でももちろん結ばれないことはわかっていて、そのことで苦しんできた人は、本当にこの映画に心震わされたと思う。ありがとう、このシーンを描いてくれて……哀ちゃんの恋を無いものにしないでくれて……本当にありがとう……。

スピッツといえば切ない恋のうた!って思ってる私は、草野さん本人がパンフで切ないラブストーリーって言ってくれてて最高にぶち上がりました。この映画にスピッツ連れてきてくれて本当にありがとう〜!!!

ED後にも降谷さんがまた現れて私はビビり散らかしました。あぁ、もうこれは完全に……完全にバレてる……。降谷零、早く宮野志保と出会ってくれ〜!と毎日思ってます。嘘予告(バイバイだね、を被せる演出)のこと許すから、2人のことよろしくね。

 

はぁー。めちゃ殴り書きなのでそのうち直す。とにかく大大大満足でした。哀ちゃん好きだ!!!もう1回くらい見に行きたいな。

 

ヒットマン・ロイヤー感想殴り書き

ヒットマンロイヤー、公開初日に見てきた。シネマート新宿が荒木さんファンのオフ会みたいになってておもしろかったw
シネマート来たことないと思ってたけど、あるな。たぶん、ピロウズの映画見に来たとこ。その時はもっと小さなスクリーンだったので、奥に大きなスクリーンがある事にびっくりした!

全然期待しないで行ったけど、(行ったから?)中々楽しくて、わざわざ新宿まで来てよかったな〜!と思った!
荒木さんかっこよかったし!堂々としていよう、って意識したってインタビューに書かれてたけど、まじでずっと堂々としてて強そうでよかった。私は荒木さんの立ち姿がすきなので、堂々と立ってるだけで立ってるな〜!って嬉しくなってた笑
無駄に派手な車、無駄にワイングラス揺らす、道端で真剣で稽古、とかおもしろシーン満載だったけど、それも込みで楽しかったですw

設定がぶっ飛んでるわりに、やってることは地味だったのが、逆にお話をまとめていてよかった気がする。裏の顔って言っても、あくまで裁判で勝つための証拠集めで、殺し屋って言われてるけど殺しのシーンは出てこないという。その辺つまらないなー、って思う人も居るかもだけど、殺しは本当にやってるのか、曖昧にされてるくらいの今の感じ、良かったと思うな。
なんかもっと法の網を逃れた悪人をバッタバッタと!ていう主人公かと思ってたので、案外弁護士として真っ当に(?)対抗してるし、なのに巻き込まれて戦うことになって、でも本当は本人が狙われていて……という流れの良さで、気持ち的に素直に見られたような気がする。
ただこうなってくると岡田以蔵の末裔って設定いりました???とは思う。肥前忠広が出てくるのも、最後に健介くんと刀で戦うシーンがあるのも、刀ファンへのサービスか!?と穿った見方をしてしまう笑
孤高の存在なのかと思ったけど、周りのみんなが協力してくれて、一緒に戦ってくれるの、良かったな。陣内さんの演じる役がすごく良くて!荒木さんとの掛け合いも自然でかわいくて、ニヤニヤしちゃった。他の組員もほのぼのしててかわいかったし。ヤクザをかっこよく描くんじゃなく、しょぼくて、時代の中で今にも無くなりそうで、でも矜恃だけは持ち続けてる人たち、という演出が、意外だったけど、私は好きだった。近藤組のみんながちょっと抜けた、笑えるシーンを担ってくれてて、とっても楽しめた。

設定を見て覚悟して行ったから、リアリティの無さとかそこまで気にならなかったけど、裁判のシーンのフィクション感は見ててちょっとモゾモゾしちゃったな。序盤それで不安になったけど、早々に辞表出して裁判は終わって、ドタバタアクションコメディー(?)になったのでほっとした……。あの裁判シーンが延々続いてたらかなり辛かったと思う。
でも荒木さんがエキストラが入るから気合いが入るってインタビューで言ってたのはかわいくてよかった笑

時々演技がびみょ〜な人があらわれるのだけは何とかしてほしかったな……。
私は黒幕の人の演技も好きじゃないので、そこだけはとても残念だった。設定も良くないね……主人公の裏の顔が発端ならまだしも、普通に裁判に負けた末のただの逆恨みだし……。しかも顔が覚えられない症候群なので、黒幕でした〜!って現れた時も誰……?ってなってたのは内緒です……。続編無いと思ってるけど、続編ありそうな雰囲気をこの人が出してるのも……え、また貴方なの?という気持ち。
ていうか、続編が決まってないのに続編ありそうな終わりにするのは、なんかずるいって思っちゃうので、最後の最後で印象悪かったです笑
でも続編あったら見に行ってもいいな、と思うくらいには楽しかった!

Our bad mgnet 感想

Twilogが亡くなったので舞台の感想とかはなるべくブログに残しておきたいと思ってるんだけど、続くかはわからない……。

 

Our bad magnet 見てきた。小西成弥くん目当てで行ったけど、とても良い舞台だった。

 

スコットランドの海辺の街で、昔死んだ仲間のことを回想しながら進む会話劇。

ここ数年、死の受け止め方について考えることが増えて、歳をとるに従ってそれが変わってきているような気がしている。だから、突然仲間を失って、3人がそれぞれ行動して、思いを吐露するのを見ながら、全員に共感できる部分があったように思う。

逆に、嫌悪感を抱く部分もあったけど。

 

死に意味を持たせることに潔癖なまでに拒否するフレイザーの考え方は昔の私に似ている気がした。今は少し違ってて、生きている人間が死んだ人の思い出を語り合ったり、生前の思いを継ぐだとか、受け止めるだとか、そういう心境に至ることを、前より受け入れている。

それは乱暴な言い方をすれば事実は関係なくて、残された人間が生きていくために必要なことで、そういう生き方も悪ではないというか、そうやっていくしかないのだと思うようになった。

だからポールのこと私は罵れないし、でも醜悪だなと思う瞬間もあって、とても悲しかった。

 

アランは一人前の仕事人になって、難しい専門用語を駆使するようになっても、自分の気持ちを語る言葉は持たないんだなと思うと切なかった。ものすごく目と、表情で語る演技に引き込まれた。

きっと、ゴードンの死に繋がる布石は無数にあって、アランの言葉がすべてじゃないだろうけど、それでもアラン自身が自分のせいだったのだろうかと、考えないわけが無いと思う。きっと彼には彼の苦しみがあって、でもそれを語ることはなくて、3人で集まるあの日、なにか終着点を見つけたい気持ちで必死だったんだろうなと。花を降らせる機械を作っていた彼の気持ち、2人を待つ間の緊張した面持ちを見て感じた。

 

ゴードンを演じる小西くんは吸い込まれそうな儚さがあって大変良かった。魅力的な俳優さんだなぁと、予感が当たったような気がして嬉しかった。

悪い磁石の話を語るゴードンは、誰の記憶のゴードンだったのかなぁと思うけど、力強い語りも、ビジュアルもとてもよかった。ゴードンは誰ともいっしょに居られないことが寂しくてたまらなくて、みんなの心に残っていたくてあんなことをしたのかなと、この物語を聞くと思うけれど、フレイザーもそう思ってたから、この物語を選んで読ませたのかなぁ。

舞台ギリギリで思い詰めたような表情をした後、ぱっと身を翻して飛び込むゴードンの姿、忘れられない……。

 

結局のところ、3人が集まったって、事実なんて永遠にわからないし、思いを重ね合わせることは出来なくて、美しい花が一面に降り積もっても、またそれぞれの暮らしに帰っていくだけなんだろう。

それでも、花を見上げる三人を見ながら、きっと四人には楽しい瞬間も確かにあって、どうして居なくなってしまったんだという気持ちもあって、だからこそずっとゴードンのこと、ゴードンの死のこと考えてるんだと思いたいなぁ、と思った。

罪悪感や怯えではなく。人はとても多面的なものだと思うから。